同じように言えるこの2文にも実は、ちょっとした違いあるんです。
詳しく見ていきましょう。
1. She left the office.
「彼女はオフィスを出ました。」
この文は、具体的な場所である「the office(そのオフィス)」から出たことを意味します。「office」という言葉の前に "the" が付いているので、「職場としてのオフィス」という物理的な場所を指しています。日常的な文脈では、仕事を終えてオフィスを離れた、退勤したというニュアンスで使われることが多いです。
例:
She left the office at 6 p.m.
(彼女は午後6時にオフィスを出ました。)
2. She left office.
「彼女は職を辞しました。」または「彼女は公職を退きました。」
この文は「公職(例えば政治家の役職)」や「公式な地位」を辞任した、退いたことを意味します。この場合、「office」は抽象的な概念として使われており、「the」が付かないのが特徴です。特に政治や政府関連の文脈で使われることが多い表現です。
例:
She left office after serving as prime minister for 10 years.
(彼女は10年間首相を務めた後、公職を辞しました。)
まとめ:
She left the office.
物理的な場所「オフィス」を離れたことを指す。
日常的な文脈で使われる表現。
She left office.
公職や公式な地位を辞任、退任したことを指す。
政治や正式な立場に関する文脈で使われる表現。
注意点:
この2つの表現は「office」の意味の違い(物理的な場所 vs. 公職・役職)に基づいています。文脈によって全く異なる意味になるので、正しく使い分けることが重要です!

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